マグネットを使った対策を再びやってみよう。
その3での結論は、メインシステムでは相性悪く痩せてしまうが、サブシステムには明らかな向上が感じられた。あれからSACDプレーヤーがX-03SEになり、その鮮烈な音質からTADモニターまでのラインを音を聴くためのシステムとした。マグネット対策による傾向はこの目的にピッタリである。相性も、その2でパワーアンプに刺さるエレクトラリファレンスに使って大正解であった。ここは一丁、やり過ぎてみようか。
まず、メインシステムのSPケーブルに嵌めていた福田屋対策のリングマグネットを外し、サブシステムに使ってみる。ここはシックスエレメントで対策済みである(2024-2-10 シックスエレメントの追加 参照)が、問題ないだろう.。むしろ、今までアモルメットコア2つに加えてリングマグネットを付けていたメインはやり過ぎだった。
これは中高域がとても静かだ。元々TADモニターは中高域が迫り出すスピーカーではないので、大人しくなりすぎか・・ただ、試しに質が悪いと思うCDを聴くと、俄然聴きやすくて悪い録音ではないと分かる。これは不要なノイズが減少した結果かもしれない。それで、大人し過ぎると感じたCDを再度掛け、ボリュームを上げると一気に生き返ったではないか。
オイラはディスクによって、試聴ボリュームを飽和寸前の位置で記録しているので、それを超えると音が崩れる。それがリングマグネットの装着でボリュームをさらに上げることが可能となった。試聴音量が変わると、知らなかった世界が開けてとても新鮮に感じられる。素晴らしい。まだやり過ぎていないぞ。 ~つづく~
ステンレスピンチはシックスエレメントのずり落ち防止の他に、振動抑制の意味がある。低音の締まりが変わるのだ。