FALの売れ筋商品 Supreme S C60 のデザインが大きく変わった。
今までもこのスピーカーは予告なき改変をたびたび行ってきた。それはマグネットの強化やユニットの補強桟の追加などの改良ばかりではなく、製造技術者の変更により音質や仕上げの劣化というネガティブな変更も多い。よって、外観はほとんど変わらずも年代によって大きくモノの良否ができてしまう。オイラは分かる範囲でその実情をここに書き込んできたが、今回の変化は一目瞭然。エンクロージャーのデザインを変えてきたのだ。
どこが変わったのか。本スピーカーは定在波防止のためフロントバッフルが斜めになった台形柱であったが、フロント外側の鋭角な接合角をカットして5角柱となった。まあ言葉より下の画像を観てくれ。これによって、フロントバッフルは細身になりスタイリッシュになっている。他は変更していないそうだが、バッフルの強度や音の回折現象も若干変わりそうで、少なからず音に影響はあるだろう。
その違いを確認したかったのだが、残念ながら懇意のショップはFALコーナーを別の場所に移設してしまった。環境が変わったので、現状では比較が困難だ。ちなみに移設場所は以前ＴＶを展示していたフロアで、かなり広くなった。聴けば以前よりかなり音抜けは良く、反射が少ないためか音圧が下がっている。現状はモンスターの太いNMCケーブルで繋いであるので、とてもやさしい音質だ。細い単線（SPC-AVなど）を使えばガラリと音は一変するだろう。
※私的にこのデザイン変更はイケル！しかし、本試作器？は仕上げが悪く、店員からダメ出しされていた。この突板仕上げは今までより大変じゃないか？
