シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Supreme_C90singleEX

 久々にFALを話題にするとしよう。
 Supreme_C90singleEX はC90ユニットとハイルドライバーによる2ウェイ。オイラのメインスピーカーであるSupreme-C90EXW との違いは、C90ユニットがシングルである事とバスレフ構造だという点だ。形態としては普及機種のSupreme-S の姿と同じタイプで、バッフルの斜めカットが個性的である。見た目は20万円前後の飾り気のないスピーカーだが、88万円もするFAL中級機だ。今まで未見聞だったのを、後日公開するラックスマンLX-32u を試聴する際にSupreme-Sと比較させてもらった。
 この2つのスピーカーはまるで親子のようで、実に飾り気がない。あるとすれば最近変更されたサランネットの形状ぐらいか。このサランネットは透過性がかなり向上しているようだが、デザインがダサすぎる。┐(´д`)┌ 古山のおっちゃんのセンスだからしゃ〜ないか。
 で、親子の比較試聴をしてみると全く傾向の違う音で唖然となった。
Supreme-Sは以前リポートした通り、大人しい素朴が売りのナチュラル派である。個性としては低重心型で、バスレフの低音をコントロールするのがコツとなる。対してSupreme_C90singleEXは実に明るいスカっとした音で、バランスはどちらかといえば高域寄りだ。しかしハイルドライバーとの繋がりは自然で、Supreme-C90EXW よりも高域にエナジー感を覚えない。能率は実に高い。切り替えると、その激変ぶりに誰もが目を丸くするだろう。
 パッと聴きには明らかに上位機種のSupreme_C90singleEXが勝ち。当然だ。ふと思い立って、車から山口百恵のCDを持ってきて掛けてみる。やはり音が明るすぎて五月蝿くなってきた。Supreme-Sに戻すとバランスがよい。アイドルは素朴を好むらしい。(´∀`)