シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スカイライン 奪還~逆襲

スカイライン~征服~」の続編となる奪還と逆襲を観た。最初の征服については、劇場まで赴いて鑑賞したが、あまりにも酷い作品に呆れて続編なんぞ誰も期待しないと思っていた。(2011-6-21  スカイライン ネタバレ 参照)ところが意外にもこのシリーズは人気があるようで、暇つぶしに後の2編を観て驚いた。

 まったくテイストが変わっている。作品レベルは天と地ほど違うが、「エイリアン」のときを思い出す。閉鎖空間で逃げ惑う1作目と、バトルな2作目だ。やはり監督も配給会社も違う。奪還と逆襲はテイストが同じなのは、同監督が引き継いでいるからだろう。完結編となる逆襲は、エイリアンの本星に行ってバトルをする話だが、映像が暗くスタジオ撮影感が強くてイマイチである。したがってスケール感がまったく感じられない。それに対し、奪還は面白い。

 奪還は征服のクローズドな風情から明らかに開放する勢いがある。特に、後半のラオスでエイリアンと肉弾バトルというのが実に新しい。そのため呼び寄せた役者もフランク・グリロやイコ・ウワイス、ヤヤン・ルビアンと格闘系を揃えたのがいい。ロケーションが広々としているので、スケール感がある。また、前半、中盤、後半と舞台を変化させ、様々な味を魅せるB級作品としてアッパレだ。

 逆襲のラストは、シリーズ完結と言いながらも先を予感させる終わり方で、まあ何でもありのB級SFだからよしとしようか。


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