シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

キングダム

 まだ入院中だが、ストックした記事をアップしよう。

 2006年から連載中の漫画で、中華統一を果たした始皇帝の若き頃から戦乱の世を掛ける戦士を描く、言わずと知れた大ヒット中の作品だ。しかしオイラは漫画を一切見たことは無い。

 これは鬼滅の刃のときと同じで、アニメを観だして止まらなくなった。特に今はアマゾンプライムで観られるため、放映リアルタイムまで数日で観終えてしまった。いやはや、こんな作品を何も待たず一気に観続けられるのは実に幸せだ。鬼滅の刃の場合、漫画そのものが完結したため先に最後まで読んでしまったが、キングダムはのんびりアニメを見ていこうと思う。アニメは秦国が国内統一する手前ぐらいで、これからが本番と言った段階だろう。楽しみにしている。

 本作が面白いのは、フィクションなれど史実の人物や事件を織り込みながら、とても記憶に残りやすいキャラ付けで数多くの登場人物を彩っていることにある。だから努力しなくても他国の重要人物を覚えていられるのだ。これはとても重要なポイントで、敵が多いだけに相関図を頭に残せるような配慮が必要なのだ。例えば、日本の戦国時代を舞台とするなら、その時代背景から重要人物は分っている前提で作品が作れる。しかし中国に詳しい日本人がどれだけいようか。ましてや有名な三国志より400年も昔の時代が舞台なのだ。しかも、漫画と言えど突拍子もない能力や架空の武器に頼らないのがよい。その堅実さがロングランの要素にもなっているのだろう。

 戦闘シーンも、万を超す大軍勢同士の戦いの流れがとても分かりやすい。そして、そのバイタリティが凄まじく、感動すら覚える。現代人にもウケる言葉選びといい、とても巧みな造りだ。こうした作品が日本人の手で作られるとは実に誇らしいものである。


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