シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スタートレック:ローワーデッキ

 オイラはスタトレの映像作品はすべて観てきたと思っていた。ところがそうではなかった。

 ローワーデッキは昨年公開されたスタトレのコメディアニメで、時代はTNGのネメシス後の設定である。舞台は宇宙艦隊でも注目されない船で、その最も重要度の低い職場の少尉達がてんやわんやの話だ。

 本作はムッス~が契約しているアマゾン・プライムビデオで見つけた。おそらく他では観られないのではないか。当初、その画風を見て大昔のアメリカン・アニメそのものだと感じた。「どぼちょん一家」や「チキチキマシン猛レース」を思い出す。実に単純な切り絵風のアニメで、日本の緻密なアニメに見慣れた若者は一目で寄り付かないだろう。そんな児童レベルの画風なのに、話はトレッキーが対象と言っていいものだ。早口でパロってくるので、オイラでも見落としそうである。しかもスプラッタや下ネタが満載で、どう考えても普通の青少年をターゲットにしているとは思えない。TOS,TNG,VGR,DS9を観てきた50歳以上が視聴者だろう。だからあの平面的な昔のアニメ風情が懐かしく楽しめるのだ。ある意味、その存在が驚くべき作品だと思う。

 今年の夏、シーズン2が公開されたばかりで、もうシーズン3も約束された人気を保っているそうな。(どれだけトレッキーがいるのだ?)すでに、そのシーズン2まで吹替版がプライムビデオで観られる。見慣れると実に面白く、登場人物に愛嬌があって楽しい。


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思わず最初からリピートしている。一話完結のホノボノとした締め括りは毎回とても気持ちがいい。疲れた大人がちょいと見たいアメリカン・アニメだ。