シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

WN-1318

 WN-1318は松下電器製のコンセントで、不意に足を引っかけても抜けない保持力を要する、病院対応のため開発された。これが音が良いという発見があり、以後オーディオにコンセントの重要性を知らしめてきた。今でも安価で入手でき、カラーリングも増えて定番化している。

 我が家は2ヵ所オーディオ専用コンセントなのだが、PSオーディオのパワーポートとWN-1318が、20年以上前から選べるように並んでいる。共にここ7年ほどPSオーディオで固定使用してきた。しかし、あれからオイラのシステムはかなり変貌している。試しに2ヵ所ともWN-1318に差し替えてみることにした。ダメなら戻すだけだ。

 これは興味深い。当時のカキコを振り返ると、WN-1318はスッキリ清楚でPSオーディオは濃厚ガッツと認識していた。しかし今聞けばかなり印象が違う。WN-1318に変えたとたん、左右上下に音場が大きく広がり、大変滑らかで豊かな低音が現れた。ボーカルも前に迫ってくる。比較すればPSオーディオは輪郭がハッキリとした音で、奥行きが深く音像が立体的だ。共に解像度や透明度に違いは無い。音色は確かにPSオーディオの方が濃い。これはまさに、音場派か音像派かの違いと言えよう。

 今ではWN-1318の構造に疑問を持った御仁から、オーディオ用に否定的な意見も聞かれる。ところがそうした意見も、具体的に音がどう悪いのかは述べられない。理屈を詰める趣味もあろうが、結果がすべてだ。WN-1318は決して悪い音ではなく、大人しいが心地よさで言えば大変なCP比だと思う。

 

f:id:sima1234:20210130203202p:plain

そろそろコンセントベースを導入しようか。