シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

怪しい訪問者

 ここ毎日、母親の家に様子を見に行っているのだが、妙な訪問者に会ったと言う。

 それは自称電気工事の人間だと言い、離れた場所で工事中にミスがあって電気の漏洩があったと言い、異常が無いか見に来たらしい。中部電力の者か聞くと身分証明も持たず東京電力だと。この時点で私は不審者ですと言っているようなものだ。

 母親は高齢だが実にシッカリ者で、その風体から即あやしいと見たそうだ。二人組のイケメン若者だったそうで、工事人のくせに新品の作業服を着ており、茶髪のサラサラヘアで妙に馴れ馴れしかったらしい。まったく工事職人風情が感じられず、家の裏側にある電気計量メーターやプロパンの配管を見ているフリをしている。また、世間話のように一人暮らしか確認したり、身内の構成まで聞いてきたという。そして、ここ界隈すべてを調査していると言いながら、最後は逃げるように走り去ったらしい。あまりにも下手糞な空き巣の下見だと確信したそうだ。

 母はすぐに警察へ連絡した。警察の対応は大変迅速且つ丁寧だったそうで、子細な聴取をして近辺の見回りと監視をするらしい。新型コロナで経済は悪化する一方であり、そうなれば悪人が増えるのは世の常だ。とにかく、知らない人間が訪問してくる場合はすべて悪者だと警戒すべきだろう。