シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

今回の掘り出し物

 いつもならレンタルショップや本屋、中古CD屋でゴミあさりをするのだが、意外なところで今回掘り出し物を見つけた。
 それはなんと、毎週顔を出している懇意のオーディオショップ。中古品コーナーの隅に中古レコードが置いてあるのは目に付いていた。興味もないので足を踏み入れなかったのだが、隠れるようにCDの中古品も置いてあるのに初めて気が付いたのだ。
 なんだなんだと、物色し始める。どれも1枚300円、しかもジャンルが偏っている。明らかにこれはオーディオ処分の御仁がいて、機器もろとも下取りしたものと分かる。かなりの数だが、オイラの趣味とは合わないものが多い。中を見ると、傷やカビがひどいものが多い。それらはブックオフなら引き取ってももらえない。まさにゴミの山から宝探しである。そんな中、3枚ほど趣味に合う無傷のディスクを購入、900円なり。
 左上は中村由利子「微笑みの軌跡」。彼女はデビュー作「風の鏡」と次作の「時の花束」をバブル後期に購入して以来である。実に美しいピアノ演奏で、曲調も哀感のある好ましいものばかり。もっと彼女のアルバムは掘り起こしてみたくなった。
 右上は諏訪内晶子の「ポエム」。彼女の演奏はいつも面白くないものばかりだが、その美貌に騙されてつい買ってしまう。そんな中でもこれは演奏に起伏があって面白い。録音もいいので聴き入ってしまった。大音量再生向きだ。
 下はベルリンフィルと12人のチェリスト達。いわゆる企画ものだが、これがなかなか聴かせる選曲で結構重い作品集だ。大型スピーカーで聴くと魅力を発揮、ゼネラル機器では間違いなく眠くなってしまうだろう。