シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジャッキー・エヴァンコ

 ミレニアム生まれのジャッキー・エヴァンコちゃん。天使のような笑顔の少女が世を驚かせたのは2009年のことだった。ポール・ポッツスーザン・ボイルのように、コンテストで突然降って沸いた天才的美声が世界に知られるようになったのだ。
 可愛い子が美声を聴かせるだけなら、ここまで有名にはならない。その魅力は、美少女とは思えない実に太いメゾソプラノだ。
 オイラは2012年の「SONGS〜銀幕を彩る名曲たち」を耳にしてノックダウンしたもんである。実に実直な歌唱が、ピュアな少女であることを実感させてくれた。
あれから2年、新しいアルバム「アウェイクニング〜めざめ」を発表。先日この国内盤ブルースペックCD仕様を入手した。オイラが試聴もしないで新品CDを買うのは珍しい。理由はこのジャケットのエバンコちゃんが、大人っぽく変身していてメロメロになってしまったからだ。(´∀`*)
 聴いてみて鳥肌が立った。天国的美声は磨かれた上、色香が乗って癒しの頂点といっていい。成長著しい年頃とはいえ、何も知らないで視聴すれば誰が彼女を中学生(日本ならネ。)だと思うだろう。
 選曲もすばらしい。ちなみにオイラはこの手の癒し系アーティストはコレクトしているので、山のように聴いている。そんな中でもこのディスクはベスト3に入る。いや、今の高揚した気分ではベスト1にしたいくらいだ。
 音質の良さも感動に寄与していることは間違いない。透明に伸びた高域とシンセによる超低域が雰囲気を盛り上げる。しかしそれは実に奥ゆかしく、下品な化粧になっていない。クロスオーバー・アーティストの作品は、結構派手にバックを飾るものが多い中、実に好ましい。それでいて声楽のような堅苦しさはないので、ポピュラーファンにもオススメである。