2007年公開のSFアクション。
ニコラス・ケイジが主演で、脇をジュリアン・ムーアやジェシカ・ビールが固める。ちょい役でピーター・フォークも登場。ニコラスやジュリアンにとって、一番乗っていた頃の作品で、深夜の地上波で放映したのを懐かしく再見した。
予知能力を持った主人公が、止む無くテロリストとの闘いに協力していく話。とっても分かり易い設定で、尺が短いため予知能力への疑念や理解といったサワリは潔く省かれている。このスピード感はいい。そして、主人公の恋バナがくどくて失速するが、これはクライマックスの展開に必要だ。また、予算的にも派手なアクションを重ねるのは無理。それでもテロリストの描写はもっと描き込むべきだろう。
2分先までの予知能力を活用したアクションは実にユニークで、もしマーベルが作っていれば、ニコラスはアベンジャーズになっていたかもしれない。素材としては続編が出来ても可笑しくない。ただ、この予想外のラストはやりすぎと感じる。