シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ラスト・ミッション

 2014年のスパイアクション作品。以前、地上波の深夜放送を録画しておいたのを暇つぶしに鑑賞。これは結構楽しめた。

 敏腕のベテランCIAエージェントである主人公、よくあるパターンで家庭を顧みずに美人の奥方と離婚、そして例にもれず娘がいてなかなか会えない状況。腐るほどあるシチュエーションだ。ちょっと違うのは、主人公は脳腫瘍で残り僅かの命。その新薬を餌にされて無理やり謎のテロリストを追い詰めていく話。

 本作が面白いのは、主人公はあくまで家庭を取り戻そうと必死であって、難儀しながら娘と元妻のご機嫌を取るのを悪人退治より最優先する姿勢だ。それが絶妙にコミカルで、ノワール調に染まらないのがいい。
 主演はケビン・コスナー、元妻がコニー・ニールセン、娘がヘイリー・スタインフェルドと贅沢な布陣。監督はマック・Gなので、ベッソンのアイディアを暗くならないエンタメには仕上げるには持ってこいだ。

 この手の作品はリーアム・ニーソンブルース・ウィリスがよくやってるが、ケビン・コスナーも結構似合っている。舞台をフランスにしたことで、街中のアクションも小気味よいスピード感と風情があって、ホームドラマとの緩急のよいバランスを感じた。


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