シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ザ・クーリエ

 2019年のC級アクション作品。

 主演のオルガ・キュレンコにゲイリー・オールドマンが共演しているので、つい悩まずレンタルしてしまったが酷い駄作である。

 オルガちゃんは「スパイ・レジェンド」「その女諜報員アレックス」「ヒットマンエージェント47」「ジョニーイングリッシュ アナログの逆襲」と似たような役ばかりでウンザリしていないだろうか。今回はスパイではないが、もと特殊部隊で今は身を隠して運び屋になっている設定。もう、枯葉のようなストーリーである。まったくヒネリの無い話で、オルガちゃんの肉弾戦だけを魅せる作品だ。ゲイリー・オールドマンとの絡みはまったく無い。カメラワークも下手で、セリフもダサい。そもそも主人公があんなにボロボロになるまで戦う理由もないので、観ていて違和感たっぷり。オルガちゃんは必死でアクションを頑張っているが、キャラ設定と演出が中途半端で学生映画のようだ。

 彼女はセロン様を目指しているのだろうか。残念ながら、「アトミックブロンド」の足元にも及ばない。色気もないから日本のVシネマにも劣る。かわいそうだが、傷だらけで頑張った以上に彼女の経歴へ傷をつけたと言っていい。


『ザ・クーリエ』予告編