オーディオの「自分の色」探しは、安直に響きを加えるという次元のものではなく、長年突き詰めた先に自然発生するものと気が付いた。余計な事を考えず、自分が思った通りに進んでみようと思う。
今、オイラのオーディオはアースループを避けるため、電源ケーブルは2芯タイプを採用している。アース線がコンセントに来ていなければループが発生しないかと言えば否で、取り付け金具やコンセントボックス内で互いに接地している可能性が高い。我が家では、高級な3芯ケーブルから古い2芯ケーブルに変えてSNが向上した。
日本の住環境で保安用アース線が必要な家電品は指定されていて、オーディオやAV機器は含まれていない。だから3芯タイプは無駄な高級志向じゃないだろうか。たしかに3ポイントのプラグは質の良いものが開発されており、グラつきが無く安心感がある。ならば、質の高い2芯ケーブルを3ポイントプラグに着ければいい。
現在、プリに使っているのがオルトフォン7N−PSC 3.5Sで作ったケーブルで、いかにも古くプラグも心もとない。しかし、上記の条件に合致しているので昨年の夏から復活させたのだ。(2018-7-30 アースラインノイズフィルター その3参照)何か他に良いものはないだろうか‥そう思うと楽しくなってくる。
日本オーディオのケーブルが相応しいので、入口機器にはすべて採用しているが、高価なのがネック。ゾノトーンで定評のある2芯タイプが安価でもあり、試してみようかと懇意のショップに出向いたら、中古ケーブルの中に良さげな一品を見つけたのだった。 ~つづく~