シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

失敗して納得

 プリアンプの電源ケーブルをEMC designに変えたことで、オルトフォン7N−PSC 3.5Sで作ったで電源ケーブルが不要になった。たしかに音抜けや解像度などは劣っているが、低域に厚みがあるのは魅力だからなんとかしたい。3.5スケアの7N線が厚みを出していると判断したので、古いプラグを交換して解像度を上げてみよう。

 金を掛けたくないから、EMC designと同じナショナルの透明被覆3ポイントプラグを付ける。1500円位だ。このときの注意は芯線自体が短いので、無理なテンションが掛からないプラグの固定位置を決めておくこと。

 付け替えてみると、先入観があるのでやはり自分の都合の良い方向に聴こえてくる。これでは真偽が分からないので、1週間聴いてEMC designに戻してみる。するといっぺんに見通しが良くなり、音数が増えてスカっと抜けてきた。しかも、低域も戻した方が充実している・・何故?

 つまり失敗である。オイラはオルトフォンのケーブルが厚みの理由だと思い込んでいたが、どうやらプラグにあったようだ。以前の古いL型プラグは刃が無メッキの真鍮だった。変えたナショナル製はニッケルメッキのよくあるタイプ。この違いが低域に影響があったようで、プラグを変えたことでまったく魅力の無いものにしてしまった。

 なるほど、ワイヤーワールドのエレクトラ・リファレンスが充実した低音を出す理由は、ここにあったのかもしれない。真鍮無メッキのプラグは古いものが多い。探して付け替えてみるか、それともニッケルメッキを剥がしてみようか。