シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

温度感を上げる

 8月6日に自宅の音を絶賛しておきながら、もう不満が出てきた。
 飽きたのとは少し違う。今の到達点は崩したくない事に変わりはない。不満は響きが冷たいのである。
夏だからクールでいいじゃないか。庶民オーディオは夏と冬で違うのだろ?と言われそうだが、音楽を聴いて涼むつもりはなく、やはり人肌の温もりが必要だ。
 温度感を操作するのは簡単で、これまでもホットにしたりクールにしたりと、堂々巡りをしてきている。もうそんな愚行は卒業したい。今の解像度、透明度、音のキレと繊細感が犠牲にならないで温度感だけ上げたいのである。経験上、SPケーブルやプラグの変更が温度調整に適するが、もはやこれは他のファクターに影響が大きいのでダメだ。
 インシュレーターを木質系にする手がある。しかし、これもキレや透明感が犠牲になりやすいので、良い塩梅を見つけなければならない。以前、プリの足を山本音響工芸の黒檀インシュレーターに変えたときがあった。狙いはいいが、やはりキレと透明度が犠牲になった。そこで、最近手に入れたグッズが出番となる。タオックのTITE-25MFが手に入ったのだ。
 3個と半端売りもあって、超格安であった。これはメイプルモールドと鋳鉄のハイブリット構成で、鋳鉄オンリーの足を採用するアキュのプリに使えば丁度いいかもしれない。3個売りもむしろ好都合で、プリ以外はすべてダイレクト3点支持にしているのだ。
 ダメなら他で試そうと思ったら、大当たり!ヽ(*゚∀゚*)ノ 冷え込んだ響きがグッと落ち着き、それでいて基本ファクターに悪影響が感じられない。また、音色が変わった印象も無い。まさに気になる部分だけが改善してくれたようだ。ここで終わりでいいのだけど、ブログを読んだ人が思う疑問も試す必要があろう。やりたくないけど・・
 アキュの鋳鉄の足に木を挟んでみる。モノはDIYで入手した赤樫とウォルナット。これで同じ効果があるなら意味がない。これは明らかに木の響きが加味されたようで、透明度やキレは後退した印象だ。特に赤樫は、響きに癖が乗っていただけない。さすがにTITE-25MFは考えて作られているようだ。
 こうして不満は解消した。しかしまた蒸し返すに違いない。これは病気なんだから。