シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

突然の音質悪化・・ではなかった。

 突然、音が悪くなった原因が分かった。結論を先に言えば、悪くなっていたわけではなかったのだ。
 まず、オイラも仕事があるし、オリンピックを観るのに忙しいため、オーディオに灯を入れるのは土日くらいしかない。そこで一つの勘違いが生じたようだ。実は音の変化は突然ではなかったようで、6日後の鑑賞は突然の変化と捉えてしまったらしい。何を言いたいのか・・事の原因はΛ8.24 The Professionalの導入にあったのだ。
 この特殊なインシュレーターは、設置して最大の効果を発するのに1時間以上掛かるという。たしかにそれは感じられた。ここでのレビューは設置後数時間使ってからの感想なのだ。ホームページにある「静電対策をするとSN比が向上して、音場が広がり音楽が前に出てきます。細かな音の粒立ちがより鮮明に分かるようになります。」は、まったくそのとおりであった。しかし、その変化の度合いは予想を遥かに超えたものだったのである。
 数時間後では、まだ変化の途中だったのだ。メーカーもそこまで検証していないのかもしれない。これには困惑させられることになった。
 設置して1週間もすると、もはや絶対同じボリュームとは思えない音圧に変わっている。アキュのC-2420はデジタル音量表示があるので、試聴音量は完璧に一定管理してきた。ディスクごとにメモしているのだ。その試聴音量は、部屋に飽和する手前の一番美味しい位置である。つまり、今回は聴こえとしての音量が上昇しているので、部屋に飽和して聴こえているのである。それも中域が迫り出すため、ウルサクなるのだ。
 これまで音の変化を確認するため、同じディスクを使ってきたので気が付かなかった。休憩がてらに雑誌のオマケCDである「福田屋サンプルCD」を久々に掛けると、ズバ抜けた高音質で驚愕!やっと分かったのだ。
 SNが悪いと感じたのは、ヘビメタのエレキが飽和してノイジーになっていたからで、それはむしろ正しいのだろう。すべての試聴音量を数デジベル下げて合わせた結果、部屋一杯に広がる音場と生きた音楽に浸ることが分かった。
 Λ8.24 The Professionalは、ちょっと聴いた・・では決して真価は分からない。こうした「後来る」アクセサリーの話は聞いたことはあっても、実感するのは初めてだ。それも、気のせいレベルの話ではない。
 この音に慣れると、外せば物足りなくなるだろう。ただ、SPの奥に音場が広がる音に浸ってきた人は絶対戸惑うと思う。事実、オイラは戸惑った。しかしいま、確信がある。本当の意味で次の次元に入ったようだ。