シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Λ5.36 再度ダブル駆動 その2

 買ってきた2台目の電源フレッシャーΛ5.36。中古なので箱も取説もないが、電源コードを見ると、製造年が分かった。先のヤツは発売初年の2010年製だが、今度のヤツは2013年製だ。比べるとラベルのデザインが違う。

 さっそく試そうか。実はブレーカーから分岐したオーディオ系統のコンセントは、現在全く空きが無い。よって、2台目は別の家電品系統に差して30分以上鳴らしてから比較してみる。ソフトはいつもの耳タコCDだ。

  速攻で「あっ!」となった。実は、慣らし運転で30分ほど別のCDを流している時点で音圧が高く感じていた。試聴に向かった瞬間、気のせいではない事が判明。しかしそれは音圧が実際に高まったわけではない。アイテックのアクセサリーを使うと、初めはこの感覚を受けるもので、音楽が近く感じるのである。音が前に出るのとはニュアンスが異なり、前後の奥行きはさらに深まっている。霞んでいた遠方の景色が、前方と同じくらいクッキリしているので、音楽全体が前進したように感じるのだ。

 帯域別の出方はずっとスムーズになっている。今まで中域の下が薄かったのと、中高域の上に癖が乗っていたのが分かった。大変高密度で、音像が形態を見せるほど実在感が高まっている。音の深みが素晴らしい。

 こうなると止まらない。聴きなれた試聴盤を次々と掛け始めるオイラ。すると、面白い傾向が見えてきた。ボーカル系だと例外なく前述した傾向になるが、弦を主としたクラシック系だと高密度に深く深く前後に音場が展開する。中央に凝集するかのようで、横への広がりは狭まる傾向だ。これは今まで経験のない変化で戸惑っている。

 Λ5.36のダブル使用は大変な違いを生むことが改めて分かった。しかし、全てに満足した傾向というわけではない。これは、使うコンセントの場所で違いがあるかもしれない。それについてはまた後日検証してみよう。