懇意のショップに気になる中古SPケーブルがある。昨年末に入荷されたとき、その被覆の色から往年のカルダスみたいだな・・と思い、店員に聞いてみた。すると、笑いながら「カルダスもどきですよ。」とのこと。たしかに本体は経年劣化でのっぺらなのに加え、BFAタイプのプラグが付いている。これはカルダスらしくない。熱収縮チューブにはトレードマークもないのだ。しかし、被覆表面には薄っすらとgolden crossとある。
その後正札も付けられず、売れる気配も無く置かれていたのを借りることにした。
これは面白い。ハイエンドケーブルを試すチャンスだ。どこに使えるかも考えていないが、聞けば捨て値なので気に入れば買ってもいい。
持ち帰ってマジマジ見るとさすがに汚い。ググってみれば、ゴールデンクロスは2mペアで当時の定価が30万円という弩級ケーブルと分かった。さすがカルダス、ボロになって庶民にやっと巡ってくる。
BFAタイプのプラグをオヤイデのクリーニングスティックで磨くとピカピカに変身。また、ゴールデンクロスは6N銅線をコーティングしたリッツ線らしく、経年劣化に強いようだ。これは楽しみである。 〜つづく〜
薄っすらと字が読める。