シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Silver Minimus

 Silver Minimusをテストする前に準備が必要だ。
 最も効果的と言われるプリアンプで使ってみたいのだが、そこはすでにアコリバRGC-24が置かれている。別に取り換えて比較試聴すればいいじゃないかと言われよう。しかし、同じような物体の微妙な違いを知るだけの実験には興味が無い。評論家ではないのだ。どうせSilver Minimusはプラスアルファで設置する気なんだから、現用のRGC-24を別の機器に移す必要がある。
ということで、外付けクロックのエソテリックG-03Xに移してみた。
 この状態で聴いてみると、結構違って聴こえる。SN比とか解像度とかの基本ファクターじゃなく、音楽の重心が下がったかのようなバランスの違いを覚えた。それでいて音がクッキリしていて根暗にはなっていない。ディスクを替えても同じ印象なので気のせいではないだろう。今までよりこっちの方がいいかもしれない。
 それではいよいよSilver Minimusをプリアンプに繋げる。以前の実験と同様、簡単で一番分かりやすい前面のパネルに接触させるか否かで即比較する。このとき、メラミンスポンジが役に立つ。
 アース端子をパネルに付けると、SNが向上してくるのが第1印象。だが先入観もある。本器を入手するとき、評判の情報を見聞しているからだ。何度かディスクをとっかえひっかえし、翌週はサブシステムでも確認した。その結果、精度の違いは大きい。サブシステムのTADではハッキリと輪郭のにじみが消えるのが分かる。ボワボワしたグラデーションが減少して、音のない隙間が良く見えるようになる。そのためか、奥行感が大変向上するようだ。何かが強調した感じはまったくない。間接音がとても奇麗に伸び、それは誰でも分かるレベルだ。不思議と、密閉型の低音が詰まった感じが激減してくれる。密閉ファンのオイラにはこの方向は大歓迎だ。                    〜つづく〜