シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アモルメットコア その2

 アモルメットコアが届いた。型番NST-241である。NSTシリーズではこれが一番大きいリングだ。ベージュ色のカバーの中にコアが入っている。
 どこに使うかだが、そもそもプラグが着いた既製品には入らない。よって、切り売りのSPケーブルに使うしかない。現在メインSPに繋いでいるのは、バンデンハルのスカイライン。ボーカルをとても魅力的に再生してくれるので、目下お気に入りだ。このSP寄りの所に設置する。メーカーではどこでもいいと言っているが、精神衛生上もここが落ち着く。試聴はオーディオ・チェックCDと明菜。
 意外である。最近、先入観を覆されることが多いが、今回もやられた。ファインメットマルチノイズサプレッサーのときと似ているのは確かだ。高域の滲みが払拭されて、音像がこれ以上無理というほど極小にまとまり、微動だにしない。音の無い隙間が大変クリア。ここまではプラシーボと言われても仕方がない。期待せずにはいられなかったのだ。
 さらに、ファインメットのとき以上に各音像の前後間が驚くほど明確である。あの楽器とこの歌手は何メートル離れている・・と見えるほどだ。(スゲエ大袈裟!)これは生録の波の音で違いがハッキリする。サラウンドになったような錯覚を覚えた。(ウソ臭い!!)
 挿入後の欠点を探しても見当たらない。メーカーでは低音がパワーアップするような記述があるけど、そんな感じは無い。特に、音色の変化やナマる感じが無いのはありがたい。
 意外なのは、高さ方向への広がりが見事に現れたこと。RR‐777のダブル使用で、消えた上空への広がりが戻ってきたのだ。これはもう、ファインメットとの比較云々ではなくなった。むしろ、RR‐777が整えた空間だから見えてきた音場なのかもしれない。
 DACが帰ってこないのに、ガンガン新しいアイテムで音が変わってしまう我が家。もう、以前のDACの音との比較は不可能だろう。帰ってきても浦島太郎かもしれない。もはや2ヶ月前の音とは次元が違うのだ。