シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

カレン・ソウサ

 アルゼンチン出身のジャズ・ボーカリスト。いや、そう決めつけてはいけないのかもしれない。
 数年前にタワーレコードで彼女の存在を初めて知って、その場でディスクを購入。大変妖艶な美女の風情がジャケットからムンムンしていて、つい手が出てしまったのだ。理由はそれだけではない。輸入CDで異常に安かったのである。
 彼女のアルバムは、新作が出ると何故か輸入盤が格安でズラリと並ぶものだから、オイラのイメージは安い商売女になってしまっていた。ヾ(^-^;) そして、最近3枚組のBOX仕様が2種類発売された。これまでのアルバムを纏め売りしたものと、著名なPOPSをジャジーにカバーしたものだ。共に輸入盤で、なんと国内版1枚より安い。オイラは後者を買ってみた。
 彼女の声は若干ハスキーで確かにジャズ向きだ。しかし、今回毛色の違うPOPSを集めて歌ったものを聴いて感心してしまった。曲によっては同一人物か?と思うほど声色を変える変幻自在な歌い様で、ジャズに縛られない実に器用な実力派シンガーだ。時には暗く、時には可愛らしく、色気のある大人をベースに多様に味わえるのは大変魅力。
 選曲が軽い感じで聴けるものばかりなので、まさに夜のBGMに相応しい。