シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

珍しい出物

 懇意のショップに珍しい中古スピーカーの出物があった。
それはKEFの207という弩級スピーカーで、10年位前の最上級リファレンスとして位置づけられていたものである。オイラは実物を初めて見た。
 当時ペアで200万円を超えたハイエンドスピーカーだ。その後、207/2に改良され、価格も300万円越えとなったが、スーパーツィーターが外されて間抜けな様相になってしまった。
 出物はオリジナルの5ウェイ6スピーカーだ。残念ながら所々に小傷とメッキの劣化も多少見られるが、存在感が凄くてまったく気にならない。写真では伝わらない巨大な物量は圧倒的だ。デザインはB&Wの下手くそなフェイクと言われても反論できまい。しかし迫力で文句を言わせない威圧感がある。
 オーバーホール後の慣らし運転なのか、BGMを流していた。これが注目する立体的な音場とスッキリとした透明度の高い質感で、しばらく腰を下ろして聴き惚れてしまった。やはりこの鏡餅形状は音場再生には有利だ。というより、さすがハイエンド・リファレンス、凄い物は年月を経てもスゴイのである。
 価格は・・怪物にしては安すぎる!ヽ(゚Д゚)ノ 太っ腹店長の大盤振る舞いだ。巨大な物体を置くスペースと、このデザインが馴染む部屋をお持ちならお勧めだ。

まったくデカさが伝わらないが、奥行きが深いのだ。