シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

DAC ドック入り

 オイラのDACは日本オーディオ製のDA−5000W FALである。この仕様については、「2010-09-29 オイラのオーディオ〜その4 DAC」をレスを含めて参照願う。
 日本オーディオというメーカーは、ほとんどマニアしか知らない。本業はオーディオ測定器を作っているメーカーであり、オーディオ製品は趣味人気質で作っているような風情だからだ。
 この会社を知ったのはFALからであるが、オーディオコンサルタントとして著名な加銅鉄平氏の会社であることも興味深々であった。加銅氏は実に頑固者で、彼のSNSサイト掲示板は排他的な側面があり喧々諤々であった。オイラも熱くなった一人で、氏の本を買って熟読するリスペクトはしていたが、一方的な見方が反感を生んだのだ。しかしその独善的な物言いも、裏を返せば確固たる信念を貫く姿勢の表れであり、このメーカーに注目することになったわけだ。
 今では代表取締役の座を後任に譲って、氏のサイトも閉鎖している。その後任となった渡辺社長が製品開発を担当されていた頃に設計したDACがDA−5000Wで、オイラが持っているのは、まだ加銅氏の息が掛かっていた頃の管球式である。6年ほど前に最終改良をして以来、CD再生の要として何の不満も無く活躍してきてくれた。
 これが、最近になって左チャンネルから発信音が出るようになったのだ。マックトンのパワーアンプの時と同様だ。年月を経て音の鮮度も低下している印象もある。ここは修理とメンテナンスを頼むしかないと、久々に日本オーディオへメールを出してみた。すると、渡辺社長が覚えていてくれて、親切なお返事をいただいたのである。これには感激した。
 新たなるバージョンアップのお勧めも紹介していただき、修理プラス改良もお願いすることとした。見積もりも聞かず頼むのは無謀に思われようが、渡辺社長の改良はどんな方向性か知っており、絶大な信頼からできる依頼なのだ。2〜3週間後が楽しみである。