シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

キング・オブ・エジプト

 昨年公開のアクション・ファンタジー作品。
 ツタヤでレンタルするにも、DVDのパッケージを見てくだらないオーラがプンプンして戸惑ったものだ。まったく予備知識セロで拝見、ふむ・・決して嫌いではない。むしろ能天気なハリウッド大作として、飲みながらツマミに丁度良い。今時、ちょっと珍味な乾きモノなら350円以上するからね。本作は巷で酷評ばかりで、哀れ極まるからオイラくらいは褒めてあげないと。
 ギリシャ神話は観飽きたテーマだが、エジプト神話は結構新鮮。神と人間が共存していた時代だから、エジプトの街並みも豪華絢爛。人間の二回りほど大きく表現した神との共存映像に無理が無く、美しい映像が楽しめる。低落した神と泥棒のコンビという設定も面白く、今風の若者と疲れた中年のやり取りみたいな会話が滑稽だ。クライマックスの締め方も良い。ディズニーのような万事ハッピーエンド、終わる頃には酒が回って気持ちよく眠れる。
 さて、金を掛けたCGに対して俳優は大したヤツはいない。ジェラルド・バトラーが悪役でとっても生き生きしている。彼は髭を蓄えて鎧を着ないと魅力が出ないようだ。
 さすがに主役のホルス神が変身すると漫画臭くなってくるので、羽が生える位にしとけばいいのにと思ってしまった。
 まあ、レベルとしては昔観た「プリンス・オブ・ペルシャ」よりは下だな。┐(´∇`)┌