シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

演歌

 とかくオーディオ・フリークからは敬遠されるジャンルに、アイドル・ヘビメタ・テクノ(どれも死語か)などがあるが、演歌も嫌われる一つだ。
 オイラは女性演歌のCDも結構持っているし、最近は埃を掃って聴きまくっている。オーディオを趣味でやっていると、演歌を聴くとは公言しにくい。事実、専門誌でも試聴に演歌が出てくることは、趣味人として30年の記憶の中でも無いといっていい。
 本当はコッソリ聴いているのではないか?オイラの周りでも、隠れファンがいるのだ。
たしかに演歌というと、高齢者のカラオケ定番のイメージが強い。オイラも似たようなギターイントロで始まる弩演歌は聴かない。演歌のCDのほとんどは捨てである。しかし中には、女性ボーカルとして聴きごたえのある曲もある。
 ちなみに、都会の無情と悲恋をムーディに歌ったものは演歌とは言わない。テレサ・テンやチュウニ、桂銀淑の歌をムード歌謡曲とオイラは仕分けている。
 今、オイラのオーディオは新時代の幕開けで、理想的なオールマイティシステムの入口に立ったつもりでいる。r(^ω^*))) 10年前に買ったきりの森昌子ベストや、坂本冬美のCDをコピーしたものを聴いて鳥肌が立つ感動を味わっているのだ。ソフトの音質の良し悪しはあまり関係が無い。歌の抑揚や感情がグっと溢れて聴かせてくるのである。
 アーティストの技量に100%委ねるなら、オーディオ機器は何でもいいではないかと思われよう。しかし今の機器に至って感動せしめたのだから、無駄なんてとんでもない。これは普通の人が得られない感動で、機器の使いこなしや僅かなボリュームの位置で印象が薄れてしまう。
 演歌とポルトガルのファドは似ている。マイナー調で独特なビブラート、ファルセットは高度に再生すると、実に心に響いてくる。しかしまだ大きな試聴会で坂本冬美藤あや子田川寿美を持っていく勇気が無い。