シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

昔の優秀録音盤 その2

 CD全盛期、オーディオ紙面ではディスクの紹介を兼ねて録音評価がコメントされていた。そして、年間優秀録音ベスト1のような選考がされたりもした。その主翼を担っていた斉藤宏嗣評論家が他界されてから、CD時代の衰退も加速した感がある。
 オイラは今でもディスクメディアしか聴かないが、最新盤は稀にしか買うことが無い。中古ショップが主戦場だからだ。したがって、購入するCDは古いものになる。優れた録音評価と音楽内容の情報から、興味を引いたジャケットの絵は覚えている。そんなディスクを安価で見つけると、思わずニヤけて速攻買いとなるのだ。
 当時、紙面で録音の最高評価(10点満点)を受け、自分の好みと合う音楽だった稀有な掘り出し物を紹介しよう。

上に乗っているのが村治佳織「アランフェス協奏曲」この8曲目にオマケで収録されているタンゴをよく試聴に使った。
上段右が今でもよく試聴する耳タコCD、五嶋みどり「アンコール!」
上段中がジェイムズ・レヴァイン「惑星」これを聴いた後、他の惑星を掛けると貧弱にしか聴こえない。
上段右がルシア塩満「アルパ 私の心」これは機器の調整がよくなると本当にリアルに聴こえてくる。
下段右がAura「トッカータとフーガ」これもよく試聴に使う。中高域にクセのあるSPは撃沈する。
下段中が佐藤美枝子「さくら横ちょう」これは大変自然で生のように聴こえる。
下段右がアレッサンドロ・グイス・トリオ「タンゴ・エロチカ」演奏もカッコよく抜群に良い音なのに、まったく売れなかったとプロデュースした木全信氏がぼやいた作品。こんなピアノの余韻が長いジャズは聴いたことがない。