シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

熟れたFAL

 懇意のショップに新年の挨拶に行くと面白い中古品があった。前から興味のあった安いフルレンジスピーカーだ。見た目は傷も無く、CD1枚より安いのであいさつがてら買ってきた。これについてはまた後日リポートしよう。
 FALのコーナーを見ると、Supreme S C60がマイナーチェンジしていた。何かと言うと、ユニットの振動版にタピルスという古代エジプト由来の自然草の合成物をニスで薄めて塗ってあるという。見た目はその代償として塗りにムラが見られる。音質向上のためらしいが、毎日耳にしている店員でもよく分からんらしい。
ならばとオイラが試聴を申し出る。幸い、2年落ちの同スピーカーが中古で出物となっており、簡単に比較できる。
 結果を言えばオイラも分からん。(゚ω゚||) むしろ、2年落ちのSupreme S C60の音が実に良いのだ。高域の伸びが著しく、低音の沈み込みも心地よい。全く意外な方に興味が向いてしまった。
 聞くところによると、ジャズ・バーで鳴らされていたらしく、かなり熟れているようである。使い込んだ実力は素晴らしく、多少マイナーチェンジしようが新品が敵うところではない。そういえば、以前C60ユニットのダブル仕様が中古で出てきて、見事な高域の伸びを魅せていた。どうやらこのユニットは使うほど広帯域に変貌していくようだ。