シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Xファイル 2016

 Xファイルは1993年から登場したTVドラマの一大ムーブメントであった。
 その超常現象に挑むFBI捜査官が大変魅力的であったからこそ、2016年になってもまだ新作化企画されるわけで、旧作はもちろん全作観ている。
 主役のモルダーとスカリーは、回が進むごとに親密化して後半には完璧にデキてしまうのはファンの要望もあって仕方ないところ。よって多分に漏れず、このシリーズもつまらなくなる下り坂の末、しみったれた締め括りを余儀なくされた大多数の一つであった。こうした現実の中では大団円に収束する長期TVシリーズは少ないのだ。
 Xファイルも最初は本当に面白く、捜査官2人の凸凹コンビが実に良い味となっていた。そんな教訓も学ばず、真似した愚かな作品がフリンジであろう。
 さて、モヤモヤしたまま終わったXファイルも映画化で満足させようとしたが、中途半端感は拭えず、いよいよ2016年まで引っ張ってきたというわけだ。本作は長期化するつもりは毛頭なく、ファンサービスといってよい。
 久々に観たモルダーとスカリーはさすがに年齢を重ねた感を拭えない。しかし、スカリーの目尻に皺一つ無い若作りには恐れ入る。これならオイラには十分対象内だ。(〃ω〃)
 第1話の展開そのものが、前シリーズの総括的な流れを持っており、これは急展開を予感させる。ただ、オイラは旧シリーズから主軸となっているUFOと政府の陰謀話より、それ以外の話が好きだったので、新作の流れはあまり興味を惹かない。
白鬚のスキナー副長官や、スモーキングマンも再登場はいいが、新味がないのも事実だ。