シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

手話

 毎年恒例のイベントに休日を返上し、使役でフル活動した。
 このイベントは2部構成で、前半は仕事に直結した研究や技術の発表であって、ゲンキンな連中は「こりゃ役に立つ・・」を求めて見聞にくる。休憩を挟んで後半は講演となるパターンで、外部講師を依頼して滅多に耳にできない内容を拝聴できる。が、これがいつも人気が無い。
 本来なら、お金を払って自己研鑽の一助にする講演を見聞することなく、休憩時間に帰ってしまうヤカラが大変多いのだ。まあ、若い頃のオイラも人のことは言えない。今では企画スタッフの一人として、聴衆を中途で帰らせない位の内容とアピールが足りないのも事実だ。今年も同様、2部に入って聴衆は明らかに減っている。とても残念思うのが、今年はズバ抜けて身になる内容だったことだ。
 それは手話の講座であった。ろうあ協会の講師に通訳を介した講演は実に新鮮で、実演による講習はとても実践的なものだった。つまり、仕事に直結して使える手話の講座だったわけで、これは広告ミスと言ってもいい失敗である。ゲンキンな若者は即仕事に役立つと聞いていれば、2部まで帰らず残った事だろう。
 手話をネットで調べると、初めに五十音を絵にして説明しているサイトがほとんどで、その膨大な数に「こりゃ覚えられん」と諦めてしまう人が多いのではないか。興味深い単語を覚えるだけでもいいと思えば、とてもとっつきやすいことが本講演で実感したものだ。
 手話はルールのあるジェスチャーなんだと身近に感じられるようになった。もっと知りたくなったこの頃である。これ、英語とかの語学も同じなんじゃないかと思う。