シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ダイソーCD対ガラスCD

以前、ダイソーCDの高音質ぶりを書き込んだが、それはあくまでネイチャー系の生録に限った話だった。復刻盤のCDはゴミだからだ。
しかし、最近になってオリジナルの新録音をジャズや歌曲で展開しているのを知った。ダイソー巡りをしてやっと数枚手に入れて聴いてみると、なかなかすばらしい。というか、驚きの好録音である。
前回、クリスタル・ディスクはそのオリジナル優秀録音CDを大きく上回る音を披露してくれた。今回歌曲のサンプルを借りてきたので、ダイソーの歌曲と対決させることにした。同じ音源とはいかないので、ここは気楽に比較する。ガラスCDの方は幸田浩子の「カリオン」である。幸田浩子は新進のソプラニストだが、ふっくらとした美人人妻の風情がたまらない。まあそれはどうでもいい。方やダイソーCDは藤原映子の「世界の名歌」・・こりゃ誰だ?調べてみると、実力派の音楽講師で、なんとダイソーに100曲も提供している。
ガラスの方は音の厚みがすごい。伴奏ピアノの低音がフカブカしている。部屋一杯に広がる音場と刺激感皆無の美声にウットリである。ダイソーはどうか。音が中央に凝縮した奥行きのある音場でガラスとは正反対だ。厚みを意識させず、張り詰めた緊張感を感じる。刺激的なクセは無い。
これはまさに金持ちと貧乏である。そしてオイラはこの勝負、ダイソーに軍配を上げる。理由は、リアルという意味でダイソーが勝っていると思うのだ。おそらく、金を掛けられないから生録同様、オフマイクの一発録りではないか?それが好を奏してピアノと歌手との距離感や響き、音像がまるで実際の現場のように再現されている。ガレージCDメーカーが高音質のためにあえてやる手法だ。ガラスCDはおそらくオリジナルの録音がリラックスを狙ったものなのだろう。録音後の創りを大いに感じる。嫌味ではないが、シンプルな自然さという点でダイソーの方が好ましい音と思った。
5万円CDが100円CDに負けてしまった・・
恐ろしい世界であ〜〜る。

上段がガラスCD,下段がダイソーCDだ。
その価格差なんと500倍。