ＣＤのクリーニングには、長年トヨバックスのSW180（通称スーパーウォーター）を使ってきた。これはアルカリイオン水を安定化させたもので、洗浄力は大きく害が無いのが魅力である。しかし、いつまで商品化しているか怪しいので、後釜を探すことにした。そこで目に付けたのがナノテック・システムズの「NANO Pure ＋」である。
実は、前のバージョンを試供品として貰い受けて使っていたことがある。その時は音質的な違いはまったく分からなかった。今回60ml入り2100円の正規品を買ってSW180と比較試聴してみる。シビアな比較だと思うので、同じＣＤを2枚用意し、共に表裏処理してＯＲＢのSN-03で静電気を除去、深夜にTADでニアフィールドで望む。
ふ〜む・・NANO Pure ＋の方がクリアで抜けがよく、広がりも勝っているように聴こえる。2枚のＣＤで比較しているので、試聴順を交互に変えてみる。すると全く違いが分からなくなるではないか。一番初心者が陥りやすい「後から聴いたもの有利」である。
NANO Pure ＋は超純水および精製水の中に、8ナノメートルの銀の超微粒子と導電性ポリマーの超微粒子を均一状態に分散しているとある。これが微細な傷を埋めて乱反射を抑えるらしい。ハッヽ(￣▽￣) マニアの心理を擽るゴタクとしてお上手でござる。気のせいを倍増させる効果はあるだろう。断言するが、まさに気のせいである。
だからこそ、SW180の代わりにしても良いかと考える。ただ、SW180は180mlで3200円であるからＣＰは低い。
