シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジョン・ウィック

 キアヌの最新アクション作品。スゲエ興味を引くふれ込みだったので、必ず見ておこうと思っていた。結果としては、ホント劇場まで行かなくてよかったと思う。
 殺し屋の作品は星の数ほどある中、個性的なインパクトが無ければまさに星屑である。それがガンフーという面白そうなアクションをキャッチフレーズにしたからタマラナイ。リベリオンガンカタに匹敵するものを期待せずにはいられないではないか。ところが蓋を開ければ失望極まった。キアヌのニセモノカンフーすら炸裂せず、そのアクションのキレはジェイソン・スティサムの足元にも及ばない。
 脇にウィレム・デフォージョン・レグイザモといった好みの役者がいるのは救われる。フリンジのブロイルズが、ホテルのマネージャーで出演しているのが印象深い。
 一番アカンのは、内容が全くないことだ。引退した殺し屋が、死んだ妻の残した犬を殺されてキレてしまい、マフィアの組織をたった一人で壊滅する話。それも何の工夫もなく、単身堂々と乗り込んで一人ずつ殺しまくっていく。ラスボスまでシューティング・ゲームの達人を見ているようだ。まさしく学芸会レベルのストーリーと言うしかない。ただ、殺し屋OKのホテルという発想はユニークで、ペットOKのホテル同様、ルールがあったりして面白い。
 この駄作がヒットしたことで続編が進行中である。キアヌ、稼ぐねえ。┐(´〜`;)┌