シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

FOSTEX BK83-SOI

 懇意の店に面白い中古スピーカーが入ってきた。背面にFOSTEX  BK83-SOIとある。

 仕上げが大変綺麗で箱に目立つ痛みはない。ユニットはFOSTEXの白いペーパーコーンの宿命で変色の滲みが観られる。まあ実用上は問題ないだろう。両サイド下部に大きめの開口部がある。まだ値付けもされていないがチョイ聴きさせてもらった。

 これは同じFOSTEXのP1000-BHのようなハイ上がりでもなく、なかなか素直な音でバランスがよい。低音もフワっと抜けるバックロードらしさを感じない。結構軽いので、複雑な構造では無いはずだ。

 興味が湧いてググってみると、2016年にFOSTEXが200台限定で発売したバックロードホーンであった。FE83ーSolのために作られたものらしい。当時、ユニット無しで45000円×2だったようで、結構値が張るではないか。ホーンロードは185㎝らしく、形状からしておそらく二段折りであろう。普通のCR型とせず、一体となったスタンド中央に吸音処理をした衝立を置いて、開口部を左右に分けた構造にしている。おかげで一見バックロードと思えない良いデザインだ。内部構造が知りたくてさらに検索したら、な~んだ・・FE83ーSolの標準箱じゃないか。しかし素晴らしいのが、側面にボルトの穴が無い事で、突板も美しく美観を損ねない見事な工作精度である。チョイ聴きなのでその実力はまだ分からないが、なんだか欲しくなってきた。

一つ気になる点として、ユニットフレームがピンクじゃない。指定のFE83-SOIではないのかもしれない。外して背面を確認したくなる。