シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

イコライザー

 イコライザーといってもオーディオの話ではない。2014年のデンゼル・ワシントン主演映画だ。
 彼もリーアム・ニーソンと同様、無敵親父の作品が目に付くようになった。アクション好きのオイラは大歓迎で、ぜひこの2人の対決アクション作品を観てみたいものだ。
 本作はたった一人で極悪組織を叩き潰す元CIAエージェントの話だから、ニーソンの「96時間」と同じだ。しかし、純粋に悪人をほっとけないという動機で動く本作は古風でストレートだ。日本での副題に米国版仕事人という表現があったが、それはまったく違う。金を取らないピュアな世直しなのだ。そんな大変古いプロットをまったく捻りもせずに最後まで突き通すのである。それでも魅せてしまうのがデンゼル・ワシントンの魅力である。
 競演にクロエが娼婦として登場。ヒットガールが娼婦になるギャップに萌え萌えであるが、序盤以降出番が無い。これは意外、クロエファンはガッカリである。そのかわり、敵役として名脇役マートン・ソーカスが存在感を魅せつける。ハードボイルドにオナゴは不要ということか。
 あまりにもストレートな勧善懲悪の締めくくりに、TVドラマのような印象を覚えた。ググってみるとさもあらん、元ネタはやはりTVドラマであった。まあ、とにかくデンゼル・ワシントンの演技とオーラに安心して身を任せたい人にお勧めだ。