シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

リミット・オブ・アサシン

 昨年公開のB級アクション作品。
 主演はイーサン・ホーク。彼は大作にはあまり縁がないが、超名作「ガタカ」を筆頭によく味のある作品の主役を射止める。この前観た「ヴァレリアン」ではまったく意味のない娼婦の館の主人を演じてたけど・・この役者、オイラはよくクリスチャン・ベールと間違えた。
 本作はリアルなアクションとカメラワークが上手くて結構見応えがある。ハードなアクションに主人公の悲哀と定番ではあるが、髭のイーサンはこれが似合う。リーアム・ニーソンも似たような役をやるが、ガタイがいいのでどうしてもA級作のヒーローになってしまう。イーサンは、こんなB級アクションやSF作品を演技力で深みを引き出してくれる。
 さて、オイラとしては結構気に入ってはいるけど、胸を撃ち抜かれた男が生き返る、それは24時間しかもたない・なんて、シリアスな現代劇でやるようなアイディアではないだろう。とすると、これは近未来SF作なのか?体に埋め込まれたタイマーが実にギミックとして浮いている。小道具にもう少し未来的な通信機器やハイテク兵器でもあれば納得がいくのだが。
 それぞれの人物像を大事にしながらも、アクションがイケテル佳作だけど、ちょっと中途半端な世界観が惜しかった。

脇のルドガー・ハウアーも爺役とは老けたなあ・・