ロートルパワー爆発のアクション・コメディ「RED」の続編。
前作のモーガン・フリーマンの代わりにキャサリン・ゼダジョーンズやイ・ビョンホンを加えて、オマケに悪役にはアンソニー・ホプキンスと、明らかにパワーアップ。制作費もグンとアップして間違いなくA級ランク入りだ。
本作はスマッシュヒットした前作の続編として、実に正統派。安心して楽しめる。いわば、期待に十分答えてくれるのだ。多くのキャラが登場する割に複雑なところはなく、何よりも一人一人がイキイキしていて、撮影を楽しんでいるのが感じられる。だから観る方も楽しくなってくるのである。
今回はサラ役のメアリー=ルイーズ・パーカーが、コメディのキーを握っていて大変魅力的。主役のブルースとの夫婦関係の行く末は、どこかで観たコメディの流れだと思ったら、「トゥルーライズ」のシュワとジェイミー・リー・カーティスの路線そのものだ。
今回はジョン・マルコビッチも主役の右腕としてセリフも多い。ヘレン・ミレンはもう最強オバンを魅せまくり。(´∀`)しかし、イ・ビョンホンはGIジョーの忍者と変わらんし、アンソニーはどう見てもレクター博士だ。まあ、あえてそのキャラで笑いを取っているとも言える。酒のツマミにリピートしたくなる一篇だ。