アキュのトーンコントロールは使える。これは今更気がついたというわけではないが、先日のテストで再認識したことだ。
では、自宅のC-2400のトーンコントロールをメインシステムに使わないのは何故か。ターンオーバー周波数が300Hzでは低音が被ると思うからだ。しかし決め付けて試しもしないのはどうかと反省、自宅のFALイコライザーを外し、DACから直にC-2400に繋ぎトーンコントロールで低域をイジってみた。
まずは補正無しで確認すると、貧弱な低音に愕然とする。イコライザーを外した恩恵として、幾分ゲインアップしたので、ハイ上がりだが鮮度や勢いがアップしたかのような印象はある。さっそくBASSを2時あたりまでアップ、すると先入感を覆す結果が得られた。(*゚▽゚*)
素晴らしい低域の充実感、厚みは増してもボヤけた肥大感は皆無、ベースの音も膨らまずに実在感がアップ。オーケストラも深みを増してスケール感が別物のようだ。何よりも音が濃い!何度かOFFと比較してもゲインの変化は無く、質や抜けの低下は感じられない。こりゃどうしたことか?数年間、灯台下暗しでいたというのか。(-.-;)
ここ1〜2年のルームチューンを含めた調整で、音質アップは目覚しいものがあった。ただ、FALのハイルドライバーによる高域のエナジーは強力で、質の向上と共にその高域特性も磨かれてきた気がする。端的に言えば、ハイ上がりな音に順応していたのではないか。
C-2400の300Hzでターンオーバーした低音調整で心地良いバランスに思えるのである。しばらくこれで聴き込んでみたい。違和感が芽生えたり、飽きるようなら勘違いだったということだ。
これがC-2400のトーンコントロール特性。