シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Wind Bell

 ウインドベルとは風鈴のことであるが、ここでは新手のオーディオ・インシュレーターである。
 開発したのは、特許機器株式会社というメーカー。何やら胡散臭い名前だと思ったら、オーディオとは無関係。しかし、振動対策を目的とした技術を売りとするトップメーカーらしい。言わば振動のプロだ。我らに掛かればオーディオの振動なんぞ鼻くそレベル!と言ったか知らないが、昨年の暮れに発表された第1弾のWB-30を借りてきた。
 ズッシリと重い感触で、抑えるとグニ〜っと沈み込む様相から、内部にバネが入っているのが分かる。な〜んだ・・バネか。と思うなかれ、大変なアイディアとテクノロジーで作られているらしい。風鈴の原理が応用されているとか・・なんじゃそれ?カサの部分を叩いてみると、チィ〜〜ンと長い響きが聴こえる。半端な余韻ではない。まるで楽器のようだ。インシュレーターにして意外な風体、これは只者ではない。試聴しやすいデジタルレシーバーで試してみよう。アサダ桜のインシュレーターからこれに変えて・・
 こりゃ笑うしかない。(゜д゜) あまりにも音の精度が違うのだ。カメラのオートフォーカス精度が格段に向上した・・又はソフトフィルターを外したみたいな感じである。
 金属製でも音痩せはまったく起きず、別の響きが乗った印象もない。しかし大変に高域は美しく、見通しはブラボー。強調される帯域も感じられない。すごいのはテストCDの逆相接続音までも、くもりが晴れて見通しの良い音に変わってしまったこと。
 これは過去に聴いたインシュレーターの中では頂点の効果だ。そして高価だ!(# ゚Д゚) 5万円だという。ふふふ・・中古で2万円で購入したレシーバーでテストしたのが恥ずかしい。開発談を読めば、どうもスピーカーに使うのがベストらしい。となれば、もう一組み必要となる。
 裕福なオーディオ趣味人方々、これはお勧めだぞ! 俺は買えん。