シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

キラー・エリート

 2011年のジェイソン・ステイサム主演アクション映画。
 彼の作品は殺し屋やヤサグレ刑事を演じたものが大半であるが、その中の1本である。例によって、カッコイイ殺し屋が本作の彼だ。しかし数いるドジョウの1匹かと言えば、それではもったいないくらい面白いのである。
 話としては、英国特殊部隊SASの公開できない作戦による被害者が、殺し屋を雇って復讐するという大筋だ。大掛かりな仕事人風情のケースであるが、それも前半に過ぎず、後半は殺し屋同士のプライドを掛けた戦いに突入していく。
 なかなか飽きさせない展開で監督の手腕が知れるところだ。脇を固めるのがクライヴ・オーウェンロバート・デ・ニーロと豪華で、その存在感もバッチリであった。これはA級アクション作品として色んな要素がバランスよく収まっていて気に入ったぞ。
 冒頭に「この物語は事実に基づくものである。」とテロップが出るが、まったくウソっぱちにしか思えない。舞台となった世相に史実はあるかもしれないが、物語は影の殺し屋の戦いなのだ。                          だれが事実と証明するのかね。( ̄▽ ̄)
 まあ、そんな事はどうでも良く、エンターティメントとして面白ければOKだ。