シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アステカ

 別に古代文明の新作映画の話ではない。アステカとは、KRYNAというメーカーが発売している室内音響調整グッズだ。
 このメーカーのD-PROPというインシュレーターでは、ぶったまげるほどの効果を店頭で体験した。その件はまた後日リポートするが、今回は同社のルームチューニング能力を体験しようと思ったわけだ。  2つほど借用して自宅で見聞してみる。
 大きさは一辺22センチの正方形ダンボール箱にピラミッド状の蓋がついているだけ。蓋の材質は、昔あった卵の紙ケースと似ている。 材料費はタダみたいなものじゃないだろうか。それが1個3千円を超える価格だというのだ。ただ、音響用ルームチューニンググッズは例外なく高価であって、相対的に見れば最も安価な部類である。これで効果があれば大したものだ。こんな小さな紙箱で・・オイラにゃ絶対わからんだろうという先入観を持って望むとする。
 一番効果がありそうな、センターに置かれた大型プラズマTVの中央上部に2個設置してみよう。
 気のせいか、拡散していた中域から中低域が凝縮されて音圧がアップしたように感じる。SNや解像度、奥行き感などに違いは感じられない。ワンポイント収録のボーカルが間接音でぼやける部分も、より主音が聴き取れるようだ。設置はテープで吊るしただけなので、跳ね上げてみたり戻してみたりして何回も確認。気のせいではないと確信する。
 正面の大型プラズマTVが音に悪影響を及ぼしていることは合点承知で、布を被せたこともあった。メリットもあるが、音がネガティブな方向に沈む気がしてやめてしまった経緯がある。アステカはその効果として反対方向で、エネルギーアップのポジティブな印象を持った。
 ショップ店員は、オイラの部屋容積なら10個前後必要かもしれないと言った。そんなに買ったのでは他の室内音響調整グッズと価格的に変わらなくなってしまう。冷静になれば、これはただの紙箱なのだ。まあ、2〜3個使ってもいい気はするな・・

100円ショップで似たような材質はある。この形がミソなんだろう。

この後、縦に吊るした方がより効果的だった。
ただ、聴くときだけ吊るすのがメンドクサイ。