シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

MWA電磁波吸収材

 これはオヤイデのダストキャップに付いているもので、以前NWA-RCという商品をレビューした。(2013-03-19  端子用ダストキャップ 参照)その後、電源用のNWA-ECも買ったが、共に埃除け程度のものと認識していた。あれからかなりの年月が経ち、電磁波やノイズの有無が大きく再生音に影響することを体験してきたので、今なら音質への影響が分かるかもしれない。

 実はトラポと外部クロックには空いたBNC端子が計6カ所もある。BNCは一般的でないため、オーディオメーカーも対策グッズは作らない。よって野放しにしていたが、手を入れてみよう。

 具体的には電工ショップで安価なBNC-RCA変換コネクタを買って、そこにNWA-RCを付ければいい。ただ、NWA-ECの余りが3つあるので、この電磁波吸収材を剥がして半分にし、アキュのプリに付属してくるRCAキャップに張り付けて6個作成した。遊んだ資源の再利用だ。さて、違いがあるのだろうか。

 これが意外なほど違うのだ。声楽のフォルテな声もピーキーさが無くなり、音像はもはや点と化した。具体的に例示すれば、意図的に音像を絞っていないウィリアムス浩子の口の位置が見える。有山麻衣子の「幻のコンサート」では、張り上げた声が大変スムーズに変化している。トラック15の「さくら」が分かりやすい。全体的に滲みが無くなり、AETのノイズイジェクターと似た改善だと確信した。ケチなオイラは、これでトラポにイジェクターはいらないかも・・と思ったくらいだ。ただ、編成が大きい音楽だと違いが分かり難い。これは変化を聴き取るのに邪魔な音が混載するためであろう。

 掛かった予算は、3個追加したBNC-RCA変換コネクタだけなので大満足な結果だ。