シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ドアマン

 2020年公開のB級アクションで、よくこのコロナ期に公開したものだ。

 米国映画だが監督は北村龍平である。彼はハリウッドでアメリカンドリームを夢見ているのだろう。それにしてはお粗末なデキだ。

 主演はルビー・ローズで敵の親玉としてジャン・レノが登場する。そして、伊藤英明のハリウッドデビュー作だ。このコマを知ってレンタルしたのだが、内容はまったく真新しいものは無い。「スカイスクレイパー」の脚本で低予算映画を作っただけである。まず、監督の目的が見えない。わざわざハリウッドで物真似作品を作って何だと言うのだ。しかも、キャスティングが合わない。ルビーローズはこんな役柄では光らないどころか、こんな華奢な海兵隊の軍曹はあり得ん設定である。また、せっかく伊藤英明がハリウッドでデビューするなら、もっとチャンスのある役を与えるべきだろう。同じ日本人監督なんだから。「ブラック・レイン」の松田勇作を観た批評家が「彼は何者だ?」と驚いたという。ベビーフェイスで売った伊藤英明を個性的な悪役で魅せれば、それだけでも存在価値のある作品となっただろうに。

結局この監督は、漫画等で既知のキャラを実写化してお茶を濁すのが相応しい。


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