シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スパイ・ウルトラ

 2019年のメキシコ製B級スパイアクション作品。

 オイラはハリウッドの気休めコメディと思っていたのだが、それにも至っていなかった。ダサい邦題も本作とマッチしている。しかし、原題を見ると「ウェルカム・トゥ・アカプルコ」となっているとおり、この作品の本当の目的はアカプルコへの観光誘引であろう。

 話はゲームプログラマーの主人公が、黒社会の運び屋にさせられて大変な騒動に巻き込まれるもので、そこに美人CIAとの出会いがあって・・というコメディらしい発想である。なのに何一つ笑わせるシーンが無い。主人公が過去を語る進行といい、作りそのものは明らかにコメディなのにだ。無駄に登場人物が多く、それぞれの関係性が分かりにくい。それを補完するように語りが入るのが実に煩わしく、主人公の心の動きも説明するところから、本作は家で酒を飲みながらDVD鑑賞する前提かもしれない。

 役者もウィリアム・ボールドウィンぐらいしか知らない。あえて金を払って観るほどの価値はなかった。駄作認定である。


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