シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

CD前処理を見直す

 キッカケは、中古ショップで懐かしいマリーンのヒットアルバム「マジック」を買って聴いた時だった。声に変なリバーブが加わったようで五月蠅いのだ。バックの演奏も薄っぺらく、フュージョンのキレや疾走感がまったく感じられない。そんな録音じゃないのではないか?この違和感はすぐオンボロのカーステレオで感じ、自宅のシステムで確信に変わる。そこで、久しぶりにCDの前処理をしてみよう。

 ここのところ、演奏前の儀式としてはアコリバのRD-2の磁気処理と、ORBのSN-03の静電気除去だけだ。そこで、10年前に買ったNESPA#1と5年前に買ったハイ・ディフィニション・ケースを引っ張り出す。当時は効果を認めたが、前処理も多いと面倒なのでお蔵入りしていたのだ。

 NESPA#1で処理するのは数年ぶり。しっかり動くようだ。処理後の音を確認すると、みごとに音像の輪郭がシャープになってフレッシュに変身した。バスドラの密度も上がっている。キレも復活だ。こんな効果が大きかったとは・・

 その後、ハイ・ディフィニション・ケースに3分ほど入れてみる。使ってた時は30秒ほどだったものだがどうだろう。これまた変化が大きい。輪郭のバリが取れて滑らかになり、雑味の無い落ち着いた質感だ。薄っぺらい印象は皆無となった。ただ、このケースは長時間入れておくと音がまったりしすぎるので注意が必要。

 これは面白い。せっかくなので、最近買った再販プレス盤や古い中古CDにも処理してみると、すべて見違えるように激変した。お蔵入りしておくのはもったいないわ。

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