シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

朝ドラ「なつぞら」終了

なつぞら」が終了した。観終わってみて、正直それほど感慨深い印象は無い。しかし、「半分青い」のときみたいに早送り鑑賞をすることも無かった。

 子供時代の粟野咲莉ちゃんがとても印象深い。後半になって妹の娘として再登場すると、あか抜けた都会の子を演じてまさに天才子役だ。あの子供時代と草刈正雄の爺とのやりとりがあって、本作は生きた作品になった。

 あと、妹役の清原果耶がよかった。あの薄幸の人生が滲み出る演技に心が惹かれ、彼女が幸せになって欲しい・・という願望が次作への鑑賞を誘引したものだ。とても「朝が来た」のときのお冬ちゃんに見えない。

 元AKBの渡辺麻友も、美人を押し殺して地味な役柄を印象深く演じていて感心した。

 しかし、やはり本作の最大の功労者は草刈正雄だろう。何も語らずとも引き込む存在感があった。事実、東京が舞台になって登場シーン少なくなると、大変物足りなさを覚えたものだ。オイラにとってまさに「復活の日」だ。

 一番印象が浅いのが主役の広瀬すずである。ある意味、彼女が想像の範囲を出ないことで、他の脇役が光ったとも思える。

 100回記念というほど気負ったところはなく、淡々と話が進むのは悪くないが、もっと笑いの要素があれば良かったと思う。


なつぞら 156 (2019/09/28)