シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

驚愕の台風15号

 台風15号はまさに驚愕だった。あんな小さな台風なのに・・

 先週、14号は体験した事の無い強力な力を持って九州を襲った。あの後だけに15号なんてハナクソ台風だろうと舐めていたのだ。実際、犬走りに置いた植木鉢を一切避難させていなかった。23日の日中はまったく緊張感はない。梅雨時のシトシト雨と同じだったからだ。事前の注意予告も、あまり気になるレベルではなかったと言っていい。そして夜になり、長雨は続く・・

 よくあるビックリ映像のTV番組を笑いながら観ていた。外は静かなものだ。すると、ムッス~が回転寿司から帰ってきて「水路が大変なことになってる!」というのだ。

 外に出ると風はないが、本当に酷い雨。家の前の水路に懐中電灯を向けると、あり得ない水かさである。こんなのは初めてだ。あわててニュースに切り替え、PCやスマホで状況確認をすると、かなりヤバイのが分かった。22時40分には市内全域で避難指示が発令、こんなことはオイラが現役の間でも一度も無い。

 それから1時間後、再度水路を観ると、道路まで冠水した水面が敷地と同じ高さになっている。そんなの珍しくも無いと言われようが、冠水した道路は両脇が水田なのだ。そんな道路が冠水するなんて・・何反もある田んぼに生育した稲がまったく見えない。全て水没したのだ。ムッス~が「ポニョの世界になっちゃう。」と漏らす。上手い事を言うなあ・・なんて笑ってられない。

 結局、そこから雨は小康状態となり、翌朝には濁流の水路が余韻を残してピーカン天気になった。我が家はスレスレ被害を避けられたが、街は酷いものだ。台風と言えば暴風と思いがちだが、穏やかで線状降水帯を伴って来るケースも恐ろしいとつくづく感じた。

 午後、市役所近くで作業服を着た市の職員がグッタリして歩いていた。南方にはまだ新しい台風の卵が育ってきている。まことにやな季節である。