シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジャスティス・リーグ

 DCヒーローが結集して巨悪を絶つ、マーベルの二番煎じを堂々とやった作品。
 漫画ベースの娯楽作なので、どうでもいいことかもしれないが、もっと各ヒーロー単体で活躍させてからでないと性急すぎる感がある。実際、アクアマンは後追い作品になっているのだ。
 それゆえに、本作ありきの予告編は「マン・オブ・スチール」のときからあった。それもストーリーを犠牲にするほど大胆にである。もちろん、ワンダーウーマンのデビューも本作のための予告であった。そこまでして待ちに待ったジャスティス・リーグ、どうだったのか。
 正直言って、単なるお祭り作品であったと言えよう。別にお祭りでいいのだが、先陣のマーベル作品には遠く及ばない。マーベルはお祭りでありながら、しっかりテーマを持った物語がある。公開まじかの最新作は知らないが、満足感が違うのだ。
 それでもガル・ガドット様はやはりキュートだし、ジェイソン・モモアスターゲイトの頃と変わらぬイメージで好きである。金持ちバットマンベン・アフレックもいい。個々はいいのにやはり製作陣がダメなんだろう。クリストファー・ノーランとザック・シュナイダーのコンビは相性悪い気がする。勧善懲悪の娯楽作として中途半端でないのはいいが、内容が無さすぎるのだ。人間の世界の話にしては超人以外の登場人物が少なすぎるため、スケール感が出ない。派手なCGに頼っただけの「ジュピター」と同じ落とし穴に嵌まっている。いかんともしがたいのは、無駄な場面が多くて必要と想像する場面が欠けること。具体的に指摘するのも面倒だが同じ感覚を持った人も多いと思う。
 アメリカン・コミックスは基本的に子供のための漫画だ。本作はそのまま子供が見るに相応しい。

ちなみに酒が入ると気分は子供なんで晩酌でリピートした。ぶはは。