シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Silver Minimus その3

 仮想アースの線材を変えてみる。そんなことで音が変わるのか?アース線で音が変わる事はすでに実験して確認している。(2016-8-21 ローカルアースその4)
 音の違いをシビアに確認するため、ここはデジタルレシーバーとカンスピでニアフィールド試聴する。気合を入れてテストするときはこれに限るのだ。
 用意した線材は、①メーカー純正の銀メッキフッ素樹脂絶縁線、②FAL専用電話線、③スペース&タイム8N線、④オヤイデがこの商品のために作った3398ERの4種類。
 まずは①、これをリファレンスとするため、無しとの比較をすると顕著な改善を魅せてくれる。SilverMinimusの実力は間違いない。要はこのアース線がどの程度のものかだ。
 ②を試す。電話線とはFAL古山社長の呼び方で、スピーカーに付属するこの極細単線はインターフォン用かと思われる。①より、高さ方向の広がりがある。しかし密度が低下してまろやか系になる。
 ③を試そう。この8N線は何度も比較実験に取りだしたが、全敗である。純度が高ければいいというものではないが、今回ぐらいは挽回してほしい。しかしダメなのである。聴きやすさはあるが、奥行感が無くベッタリと平面的になってしまった。
 最後の④はオマケで付けてくれたオヤイデのオリジナルアース線。ということは、102 SSC導体だ。これはいい。純正と似ている。気合を入れないと違いが分からないので、確信を得るまで①対④に時間を掛けた。共に音の精度が高くて奥行感も十分だ。スピーカーの存在がまったく消え失せて音場が展開している。①をリファレンスとして言えば、④は低音の再現がパワフルで、ベースの音に顕著な違いがある。対して①は高域が美しく伸び、軽やかな印象だ。高度な再現がベースにあるから、この違いはもはや好みの世界になる。あらためて純正アース線も練られた一品だと思った。
 さて、④の3398ERはオマケで2本ある。そこで、オヤイデがブログで推奨するLRパラレル接続をやってみる。何のためのアース2本?そんな疑問もアース線で音が変わる前提の上だから、時間の無駄だ。何度か1本にしたり2本にしたり、先入観を捨てて聴き比べたが、正直言って違いが分からない。疲れもある。またいつか確認しよう。