シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

単体DACの復活 その2

 久々の平日休みだ。隣家の接骨院が開業すると、2つのノイズハーベスターがビカビカ激しく点滅し始める。電源ノイズが押し寄せている証拠だ。これに耐えられなくては我が家に置けない。結果を言えば、5時間稼働していても全くノイズは入らず、不具合は起きない。合格だあ!ヾ(*゚∀゚)ノ
 後は最新DA-5000W改の凄まじきパフォーマンスに酔っていればいい・・と思いきや、日本オーディオの渡辺社長は次なるステップを掲示してきた。オイラのデジタルケーブルの音は、もはやイマイチだと言うのである。
 現使用のデジタルケーブルはDG-5000改と言えるもの。本来、日本オーディオのケーブルはノンシールド構造なのだが、我が家では1.5メートルあるとポップノイズが乗ってしまうため特注で作ってくれたものだ。当時は音質的にも好ましいものだったが、時代の流れは無情である。そんなメールのやり取りもあって、最新型のDG-7000Aを送ってもらい、聴いてみることになった。
 その前に、オイラのDG-5000改は方向性を逆にするとかなり聴ける音に変身するというので、まずはそれを確認してみよう。逆に差し替えるだけなので簡単だ。
 ケーブルに方向性があると言われるが、実はそれをハッキリ確認したことはない。微妙な違いと踏んで、かなり気合を入れて聴き比べてみる。
 あれれ?聴き間違いか・・何枚かの耳タコCDで確認したが、拍子抜けするほど違うじゃないか。中高域のキリっとした緊張感が解けて、リラックスムードである。音が緩んだわけではなく、ピンポイントのリアルな音像は変わっていない。意識が高域に寄らなくなったためか、ハイ上がりな印象も無くなっている。
 ボーカルの細かな表情が聴き取りやすい。明菜の「雨が降ってた」は彼女の死にそうな歌声が聴こえるかをポイントにしてきたが、今回は歌が聴きとれるばかりか、微妙な表情が再現されてゾワゾワ鳥肌が立ってしまった。何度も再生してきて初めてのことだ。
 ケーブルの方向性ごときが、まさかこれほど影響があるとは思いもよらなかった。